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本日はへそ曲がりな意見「イノベーションを起こすには」

21世紀に入り、東京オリンピックも決まり、マンション価格が上昇し、経済も大企業を中心に上向いているようです。また、朝鮮半島の情勢は緊張状態が続き、北朝鮮のミサイルが日本列島を飛び越え、Jアラートもなっている日本。「国難と消費税の使い道」との大義の為に衆議院が解散、総選挙が始まろうともしています。

今世の中の風はどんな動きをしているのでしょう? 実際の所、日本列島に吹き込んでいる風はどのように動いているのでしょう? いつの世も、人は風を読み、時代の流れに遅れまいとしています。そして、官僚も企業もイノベーショという名のもと、多くの研修が行われ、意識は新しい風を掴むために努力をされています。


この風の読み方、掴み方について昔から私は人と違う考えを持っていました。

例えば、一般的に風の読み方は「ニーズを見失うな」とか「ニーズを掴め」等と言われいると思うのですが、言われれば言われるほど「そうじゃない!ニーズなんて考えてちゃ駄目だ!」と上司や先輩社員に反論している自分がいました。

また、「数字を見失うなよ」とか「分析を怠るな!」なんて言われると「数字も過去の物。過去の数字を見たって仕方ないじゃない」なんてこれまた反論したりしていました。

すると決まって「へそ曲がり!」と怒られていたのです(笑)

今文章で書いてみると嫌な部下であり後輩ですね。確かに「へそ曲がり」な男だと自分自身も思います(笑)でも、実は、この考えは今でも変わらず持っているのです。(笑)

なぜなら、「ニーズや数字はこの一瞬から過去の感情や常識が生み出したもので、未来にはつながらない」と過去の経験から感じているからで、「人の感情や常識はある事をきっかけに変化してしまうもの」だと考えてしまったからなのです。 


そんなへそ曲がりな私なのですが、NHKの「先人たちの底力 知恵泉”三代目・徳川家光 組織を長く繁栄させるには”」を観ていると、林家正蔵師匠が落語の話の中で「お客に合わせるのではない、面白いことをどのように伝えるか」と語っているのを聞き、ちょっとうれしくなってしまった自分がいました。つまり師匠も「客のニーズを考えて話してはいない」そうなのです。

確かに、芸事はニーズを考えてばかりでは成長しません。客におべっかをしても見透かされてしまい笑ってくれませんものね。

私も洋服のお店や家電のお店に行くと、調子のよい店員はすぐにわかります。「売り上げばかり考えているなこいつ!」なんて思いますものね。そんなお店では意地悪になって「買わない」ことがあります(笑)

 

とは言え、数字をみてニーズを掴む作業の方が楽なのは確かです。なぜって、道なき未来を開拓する方法は誰も教えてくれませんし、自分の感性を活用して行かなくてはならないですしね。”しんどい”事ばかりですもの。

本物の開拓者、イノベーションを起こす人間って、だから凄い人と言われるんでしょうね。命削って創り出していますから。

本日はへそ曲がりなblogになってしまいましたが、こんな事を考えさせてくれた正蔵師匠だったのです。