空き家対策に日本城下町化はどうでしょう?

日本テレビで放映しているボンビーガールを皆さんは見ていますか?

私はちょくちょく見ているのですが、その中で、空き家を買い取り森泉さんがDIYをし美しくリフォームするコーナーがあります。それを見ていると森泉さんの才能の高さに関心させられるのですが、それと同時に空き家ってこれからも増えていく大きな課題なんだろうなぁなんて感じながら見させていただいていています。

 

そこで、日本にはどのくらいの空き家があるのか調べて見ることにしました。平成25年と少し古いデータですが、日本の総住宅数は 6063 万戸のうち空き家は820 万戸で、空き家率は13.5%とな っていました。(土地統計調査)。 思っていたより高くてびっくり!

また、日本の総人口は平成 20 年をピークに減少トレンドに入っていますので、予測では平成 97 年には総人口は半減するとなっています。

この数字を信じると空き家はますます増え、その管理もほとんどが家主任せの現状で減ることはないと読めます。つまり人が減るのですから、空き家に新しい住人が来ることはまず無いと言えるわけです。

それに、土地や家屋の権利の問題もややっこしく、誰が所有者かも定まらない空き家もあるらしいです。実際、私の奥さんの実家の横にある空き家も土地と家屋の権利者が違うらしく、更地にも出来ず野ざらしのままですからね。


家は生き物です。窓を開け風も通さず人に手入れをしてもらわなければ朽ちていくばかりです。空き家が増えるということは朽ちていく廃墟の家がそのまま放置されていくことになります。

つまりゴミと一緒ですね。生活ゴミのないゴミ屋敷が今日本に急速に増え続けていることになります。

増えるとどうなるのかと言えば、安全上大きな問題が起きやすい状況になっていると考えられます。野良犬や野良猫、トカゲやゴキブリなどの巣になりかねません。また、放火の的にもなってしまうかもしれません。つい最近の例では脱走犯の隠れ家にも使われてしまっていましたよね。

各都道府県、各市町村で空き家対策なるものはあるようですが、安全な日本を今後も継続するためにも早急に進めてもらいたいと感じてしまいます。


ここからは勝手な妄想におつきあいください(笑)

課題山積の空き家を考えるときに都市計画から検討していくというのはどうでしょうか?

その都市計画を検討する際に参考とするのが「城下町」。

城を中心とした町を昔の城主のように、考えてみるのも良いかと思うのですが・・・。

仕事場、居住場、道路、公園、娯楽、神社仏閣の場を大きく分けまとめる。そして、その周りには農作物を作る畑、田んぼ、果樹園などを配置。つまり、元々人口が減るのですから、土地は余ります。余るのに狭い土地に高い値を付け、不動産を無計画に造る必要なんて無い。また、空き家をそのままにすることも意味が無い。

さらに、都市の城下町化と地方城下町化の役割も明確にしても良いですね。都市は官僚や本社管理部門の人が住む場としてその他の部署の人は地方で業務。そうすれば人も動きますし、その都市の特色も生まれます。また、都市に住む人の農作物は都市で作り、地方の人の農作物は地方で作る。自給率の低い農作物の比率も上げることが出来ます。

日本は今後農業と観光の底上げをしなければなりません。その為にも土地の有効利用と地方の特色を創る作業に合わせた「日本城下町計画」を検討してはいかがでしょう!

 

と・・・書いたものの、これまで不動産がお金を生む仕組みを作ってしまった日本ですから、一から計画を練るのも難しいのでしょうね(笑)特に都市部などはね・・・。