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最近のサッカー日本代表戦を観て感じること

最近のサッカー日本代表戦を観ていて「面白いな」と感じながら観る機会が増えてきました。

勿論、これまでの代表もそれなりには楽しく、子供時代の「釜本がんばれ!杉山すごいぞ!」から始まり、ワールドカップ出場する頃から「カズ、ゴン、中田ぁ!!」などなど歴代の存在感あふれる選手をドキドキしながら応援もしてきました。

でも、単純に「面白い!」と感じることはなかった様に思います。

どちらかと言えば、日本が勝つことに重点を置き、どんな試合だろうが勝てば喜び、負ければ悔しがる、そんな観戦の仕方です。

ですから、試合そのものが面白いという感情よりも勝ち負けへのこだわりしかなかったというのが本音でしょうか。

ところが、最近の中島、堂安、南野、富安ら若手の出る試合は観ていて面白い。ドキドキではなく”ワクワク”しながら観ています。特に、中島選手の”サッカーをしていることが楽しくて仕方ない”と思える動きと笑顔を観るとそれだけで面白いと感じてしまいます。過去の選手のような”悲壮感”を全く感じず、「負けても勝ってもサッカーを楽しんだぞ!俺」という感じの動きがこれまでの選手以上の質の高さ感じるからかもしれません。


ところで話は変わりますが、私のヒーローは子供時代から現在までミスタープロ野球長嶋茂雄です。

「打ってお願い!」という場面では必ずヒットかホームラン。「取ってお願い!」という場面ではショートのボールまで取りに行く(笑)

スキップしながらホームを踏んだり(笑)単純なゴロも横っ飛び。それに、ファーストへの投げ方もいかしていました。そんな長嶋の投げる、走る、打つ動作をワクワクしながら見て育ったから”憧れ”のスーパーヒーローとして今だに私の中に存在しているのです。

イチロウが最近引退されましたが、イチロウは王さんタイプかなと思います。コメントも哲学っぽいし、実績も世界の誰よりも優れている。偉大なベースボールプレイヤーです。

でも、長嶋は違う。

実績は世界一にはほど遠い、けれど打って欲しい、取って欲しい時には必ず実行してくれる。だから、記憶に残るスパースターなんですよね。

そうそう。イチロウがWBCの決勝韓国戦で打ってくれたような強烈な記憶が長嶋には数限りなく私の中に残っているのですから。


中島選手には長嶋を彷彿させるところがあります。ナカジマ、ナガシマと名前が似ているところではなく(笑)「いつも楽しんでサッカーをしている、野球をしているよ!」と応援しているこちら側に感じさせるところがです。だから、余計に応援したくなるし応援が楽しくなる。そして、楽しんでるだけじゃなくて質の高い記憶に残るプレー魅せてくれているからとっても面白い。

面白く見れると言うことは、自ずと結果も付いてきますから、最後にはすっきりするんですよね。コロンビア戦は負けましたが、あれは仕方ないと思えるほど強豪にも面白い試合を魅せてくれたのですから、私的には及第点の試合でした。

ナカジマ、ドウアン、ミナミノ、トミヤスそしてまだまだ下の世代にも面白そうな選手がいますよね。代表だからとか思わず、最高レベルの舞台で面白い試合をもっともっと魅せてくれると期待しています。そして、その結果日本国民は喜び、今までにない結果が出てくる予感がします。

私の世代でも面白く、結果を出した傑出した選手がいたのですから、現代の若者達にはより自分らしく、想像力豊かに観衆に面白い試合を魅せてくれることを期待し、これからも応援していきます。

頑張れ!日本!!